留意点
インターネットには、匿名性、拡散性などの特徴があり、児童生徒へ指導や啓発を行う際には、こうした特質を十分に把握しながら進めることが肝要です。また、インターネットの問題は、トラブルが起きてしまうと完全に解決することが極めて難しいため、未然防止を含めて、対策を講じるための体制を事前に整えておくことが必要です。ただし、学校だけで取り組むことは難しく、それぞれの関係機関等と連携しながら、「チーム学校」として対策を進めることが必要です。
11.1 関連法規・基本方針等
11.1.1 インターネット環境整備法
11.1.2 出会い系サイト規制法
11.1.3 プロバイダ責任制限法
11.1.4 その他の法律等
詳細は「生徒指導提要(改訂版)」へ。
11.2 インターネット問題への組織的取組
11.2.1 指導・啓発における留意事項
11.2.2 組織的取組
詳細は「生徒指導提要(改訂版)」へ。
11.3 インターネットをめぐる課題に対する重層的支援構造
各学校においては、教職員がインターネットをめぐる課題への対応についての理解を深めた上で、児童生徒がインターネット問題の対応についての知識を身につけるように働きかけるととともに、インターネットトラブルを生まない環境づくりを目指すことが不可欠です。加えて、トラブルが発生しても自分たちで解決できる人間関係づくりや教職員への相談体制の充実を図り、さらに課題解決に向けて児童生徒と教職員、保護者及び地域等が連携して対応できるシステムづくりを推進するような体制を整備することが急務です。
学校及び学校の教職員には、以上を踏まえた上で、①未然防止、②早期発見、③適切かつ迅速な対処という三つの局面において、計画に基づく取組を進めることが求められ
ます。
11.3.1 前提としての方針確認
11.3.2 インターネット問題の未然防止
11.3.3 インターネット問題の早期発見
11.3.4 インターネット問題への適切かつ迅速な対処
詳細は「生徒指導提要(改訂版)」へ。
11.4 関係機関等との連携体制
インターネット問題は、影響が多岐にわたり、解決のためには連携が必須ですので、教職員と保護者、地域の人々、関係機関が協力し合うことが求められます。特にインターネット問題の解決には、特別な知識と対応方法が必要なことが多いため、それぞれの専門性を理解し、協働していくことが重要です。
11.4.1 保護者との連携
11.4.2 関係機関との連携と相談窓口の周知
詳細は「生徒指導提要(改訂版)」へ。