「初任者へおすすめの一冊 (2023)」として4月から学校現場で教員として働く方向けに、様々な分野で教育に携わる先輩方から、おすすめの1冊をご紹介いただきました!
「超訳 自省録 よりよく生きる」マルクス・アウレリウス (著), 佐藤 けんいち (編集, 翻訳)
おすすめの理由
クラスの子どもがあなたのことを好きなら、それでいい。
誠実に、できることをやればいい。
初任者の頃に学年主任の先生からもらった言葉だ。
初任者として大切なことは一体なんだろうか。
実はこの答えは、あなたの中にある。
あなたが子どもたちを目の前にした時に、何が大切だと伝えるだろう。
どんな言葉で、どんな風に語るだろう。
そこに初任者としてのあなたが大切にするべきことが詰まっている。
目の前の子どもたちと向き合った時に突きつけられるのは、自分が今までどれくらい自分と向き合ってきたかだ。
答えのない問いに、自分の答えを出せるかどうか。
自分の言葉で語ることができるかどうか。
だからこそ、今自分にできることをやればいい。
背伸びせず、出せる力を出せばいい。
今の自分と向き合い続けること。
自分の言葉で、自分の答えを語ること。
その答えを磨き続けることが、先生になるということだと思う。
自分自身との対話を大切に、自分にやさしくしてほしい。
自分自身と対話し続けたアウレリウスの言葉は、その大きなヒントを与えてくれるだろう。
おすすめしてくれた方
井上拓也さん
「変革5M」半径5メートル以内の現実から動かせ!
「No Limit‼︎ New Record‼︎」
小学校の先生として、スイマーとして、二児の父として、自己ベストを追求し続けている男。水が大好きになる水泳授業・学年主任としての在り方・チャーハンを作ること・クッキーを焼くことなど、幅広く発信している。
Twitter:@tack517
Instagram:@tack517
Note:https://note.com/tack517_swim
(企画:木村彰宏 / 編集:たかのまさこ)