「初任者へおすすめの一冊 (2023)」として4月から学校現場で教員として働く方向けに、様々な分野で教育に携わる先輩方から、おすすめの1冊をご紹介いただきました!
「全図解 子どもの心を動かす学級経営アプローチ」 佐橋 慶彦 (著)
おすすめの理由
自身が書いた「先生が知っておきたい仕事のデザイン」をおすすめしたいところですがそれはさすがに憚れるので、同じくらいおすすめしたい1冊をご紹介させていただきます。
佐橋慶彦先生の「全図解 子どもの心を動かす学級経営アプローチ」です。
初任者の先生がクラスを作っていくために、授業と学級経営は両輪だと思っています。「毎日の大半を占める授業が何より大事」という意見にも頷けますが、授業が上手くなるのには時間がかかります。学級経営が上手くなる方が早く、クラスの基盤になりうると思うのです。
ボクは初任の頃から、教科以上に学級経営に力を入れてきました。そんなボクが、「言語化しにくいけど大事なこと」を、佐橋先生がとってもわかりやすく、図解にしてまとめてくださっています。 「あ、これ初任の頃、読んでおきたかった…」 心からそう思える1冊です。
ぜひ手に取り、1年間の学級経営で困ったとき悩んだ時に開いてもらえたら、初任者の方の助けになること間違いありません。
おすすめしてくれた方
青山雄太さん
1981年横浜生まれ横浜育ち。15年間、公立小学校教諭を務めたのち、2020年に神奈川県のオルタナティブスクール「ヒミツキチ森学園」でグループリーダーに。教員時代に開設したブログ「あお先生の教育らぼ」は、月間10万PVを超える。軽やかに先生する人を全国に増やすことをビジョンに掲げ、先生向け講座の講師やファシリテーター、カリキュラム作成のコンサルなど、幅広く活動。毎朝4時に起床し、ヨガで心と体を整える。7年続けている“タスク管理”で人生が好転。「横浜をつなげる30人」3期のメンバーとして、地元横浜のためにできることを模索中。明治図書出版『授業力&学級経営力』にて「プログラムデザインで考える“逆向き"学級経営学」連載。著書「先生が知っておきたい『仕事』のデザイン」。
(企画:木村彰宏 / 編集:たかのまさこ)
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