「初任者へおすすめの一冊 (2021)」として4月から学校現場で教員として働く方向けに、様々な分野で教育に携わる先輩方から、おすすめの1冊をご紹介いただきました!
「学力の経済学」中室牧子(著)
おすすめの理由
学校現場は、未だに経験則が「モノを言う」こと(当然、経験しなければ分からないことも沢山ありますが、それ以上に発言権だったり決定権だったりという部分でもモノが言われてしまうことがあります)が多いです。
しかし、その経験主義は令和の今、社会の目指す方向と乖離が大きくなっています。より合理的で、根拠のある教育への意識が必要です。 その出発点に成り得るのが本書です。徹底的なエビデンスベースで、常識だと思っていた教育への考え方をどんどん覆されるので、心地よいくらいです。
一人ひとりに寄り添うためには、根拠となる考えがしっかりとしていなければなりません。その根拠をどこに求めるのかを考える意味でも、読む価値は高いです。
何より、読みやすく、分かりやすいのも有り難く、スラスラ進みます!お勧めです!
おすすめしてくれた方
熱海康太さん
桐蔭学園小学校教諭
▼著書
「伝え方が劇的に変わる!6つの声を意識した声かけ50」(東洋館出版)
「駆け出し教師のための鬼速成長メソッド」(明治図書出版)
「即効!明日から使える!小学校の教育実践100」
「幾つもの」(初任者を主人公とした小説)