「初任者へおすすめの一冊 (2022)」として4月から学校現場で教職員として働く方向けに、様々な分野で教育に携わる先輩方から、おすすめの1冊をご紹介いただきました!
おすすめの書籍
おすすめの理由
初めて先生をされるみなさんのもとに、たくさん子ども、その倍近くの保護者、周りの同僚や管理職から、たくさんの声がかけられることでしょう。
右も左もわからない皆さんは、とにかく吸収しようといろいろな人の話を聞いてしまいます。
もちろんそれは悪いことではないのですが、ある人が言ったことをしても、ある人からは全く反対のことを言われるなんてことはよくあることです。
この本では、そもそも反応しないことで、自分の心を整えられることについて分かりやすく書いています。社会に出ると理不尽なこともたくさんあります。しかし、そこで怒ってしまったり、他人のせいにしたりしてはいけません。それは、あなたにとって有益ではないからです。
感情的にならずに、ただ見ること。初任者なんだから、うまくいかないことや分からないことがあって当たり前です。その場では「はい、分かりました」と言いながらも、何をすべきか取捨選択すること。相手が悪いと決めつけず、相手がそういう行動をした背景を考えること。そんなことがこの本から学べます。
おすすめしてくれた方
庄子 寛之さん
小学校教諭
全国休校中の中これからの教育について考えるオンラインイベントを企画し、2000人程度の参加者を集めた。『残業ゼロの仕事のルール(明治図書)』など著書は8冊多数。
教育新聞には『教師が今すぐ実践できる時短術』を連載し、2019年には女子ラクロスU19日本代表のヘッドコーチを務めるなど、多岐にわたって活躍。
北海道から鹿児島まで、全国各地で講演して、飛び回っている。
(企画:木村彰宏 / 編集:たかのまさこ)
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