Story
「これからは既にある職業から選ぶだけでなく、仕事をつくるという視点も必要だよ!」
教室でそう伝えたにも関わらず、育休明けの私はやりたいこととやらなくてはならないことの狭間でもがいていた。目まぐるしい日々の中で削ぎ落とされていく私らしさ。
子育てが落ち着いたら…では間に合わない、今だからこそやりたいことがある。
あの時の子どもたちに「いくつになっても挑戦していいんだよ」と言えるような後悔のない生き方がしたい。
そんな想いから、飛び出してみた今年。
学校と地域を行き来しながら講師+αの働き方をしている。
立場が変わったからこそ分かった「先生」のやりがいと可能性。
地域に足を踏み入れたからこそ見えてきた「街の人の想い」や「地域」の可能性。
どちらの良さも分かるからこそ、これからの10年は街のみんなで子どもたちを育てられるような環境を作りたい。
身近な人や場所での対話を大切に、
一歩一歩、自分の道を歩んでいきたい。
プロフィール
楠本美央さん
公立小学校/非常勤講師
おもしろい大人を巻き込んだ授業や学校でのワークショップ、教育に関する対話の場を作る学校コーディネーター。子育て&コロナ休校をきっかけに学校だけに頼らない『街の教育力』について考えるようになりました。Edcamp TAITO実行委員長。街と学校を行き来する先生。
編集後記
学校と地域。どちらも子どもにとって大切な環境。この先、地域の力はさらに重要になってくると思います。学校と地域の両方にまたがって、子どもたちと共に歩む美央さんの10年後。きっと「あの時チャレンジしてよかった」と子どもたちに語っているのだろうと想像しました。
(編集/たかのまさこ)
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