「初任者へおすすめの一冊 (2023)」として4月から学校現場で教員として働く方向けに、様々な分野で教育に携わる先輩方から、おすすめの1冊をご紹介いただきました!
「マンガでよくわかるエッセンシャル思考」グレッグ・マキューン (著), 星井博文 (著), サノマリナ (著), 高橋璃子 (翻訳)
おすすめの理由
昨年度、さる先生(坂本良晶さん)がおすすめしていた『エッセンシャル思考』ですが、私は『マンガでよく分かる』版をおすすめさせてください。
(詳しい話はさる先生の記事が最高なので、こちらをご覧ください)
なぜならこちらのマンガ、主人公が小学校の先生だからです。
本家『エッセンシャル思考』読みました。分かる…気がするんだけど、私にできることなんだろうか…。どこか遠い話のような気がしていました。
そこで、マンガ版を読んでみました。すると、小学校の先生が「あれもやらなきゃいけない」「これも子どものために大切なこと」と色んな仕事を引き受けて、しんどくなっている姿、そしてそこから大切にしたいこと以外を手放していく姿がありました。
私にも、できるかも。
本家の方をもう一度読みました。遠い話だったことが、グッと近づきました。そこが私の働き方改革のスタートだったように思います。
先輩の先生方は働く上でで大切なことをたくさん教えてくれます。それは間違いなく大切だけど、全部やると苦しくなるかもしれません。そうなる前に、あなたが大切にしたいことを大切にするために、読んでみてほしいです!
おすすめしてくれた方
渡邊 友紀子さん
公立小学校教員。「しんどい先生の心が少しでも軽くなってほしい。一人ではないと伝えたい。」という思いのもと、InstagramやVoicyなどのSNSで発信をしている。2023年2月に初の単著『学校がしんどい先生たちへ それでも教員をあきらめたくない私の心を守る働き方』(KADOKAWA)を出版。
(企画:木村彰宏 / 編集:たかのまさこ)