「初任者へおすすめの一冊 (2022)」として4月から学校現場で教職員として働く方向けに、様々な分野で教育に携わる先輩方から、おすすめの1冊をご紹介いただきました!
おすすめの書籍
おすすめの理由
この厳しい時代に、学校の先生という尊い仕事を選んでくれて、本当にありがとう。悩みましたが、今年はこの本を贈ります。
この絵本は語り手の若い女性が自分がお世話になった小学校時代の先生に向けた手紙の体裁を取った絵本です。読んだところで、多分、あなたに訪れる毎日が正念場の日々を助けるハウツーはここにはありませんけれど。
子どもたちって一人ひとりが、素晴らしく個性的で手に負えないけれど愛おしい存在です。おそらく、あなたの思うようになど全然ならないけれど、でも、先生という仕事は、たくさんの一人ひとりの子どもたちとの出会いによって紡がれている、そのことが圧倒的に尊く魅力的な仕事なの。
あなたは、これからあなたを手こずらせるだろうたくさんの子どもたちに出会うでしょう。そして、自分の非力に、度量の狭さに、技量の低さに、理解の不足に、泣きたくなると思う。
でもその時に、あなたが選んだ学校の先生という仕事の素晴らしさを、あなたは一人この絵本を部屋でめくりながらきっと思い出せると思います。
おすすめしてくれた方
石川 晋さん
ばん走者。
1967年北海道生まれ。教員を28年務めた後、ただの「ばん走者」になりました。NPO授業づくりネットワーク理事長という、一応の肩書きもあります。
(企画:木村彰宏 / 編集:たかのまさこ)
▼番外編
実は、もう一冊おすすめいただいた書籍があります。在庫切れということで変更していただきましたが、素敵なメッセージですのでこちらもご紹介させていただきます。
▼2021年にご紹介いただいた書籍はこちら
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