「わたしたち」の声

かたりすとの活動に共鳴し、ともに歩む人たちの声を集めました。
「本当に子どもたちにとってこのままでいいのだろうか?」「教育をよりよくしていくにはどうしたらよいか?」など、日々、様々な問いに向き合い、考え、動き続けている人たちの存在がかたりすとの活動を支えてくれています。
そんな人たちの声をお届けします。

わたしにとっての「カタリスト for edu」

教育系民間企業社員 箸本知希さん

私は箸本知希と申します。今回は『わたしにとっての「カタリスト for edu」』について書かせていただきます。
簡単な経歴として小学校教諭として4年、教育系民間企業に転職して3年が経ちます。

大学時代から教育について学び始め、教職課程や海外の教育現場を研究する留学を通じて、学びを深めてきましたが、誰も教えてくれなかったことがあります。それは今ある教育制度や法律、仕組みなどの根拠や背景です。学校現場に勤めていたときも当たり前のように暗黙のルールがあったのですが、なぜそのルールがあるのか? どうして定められたのか? を初任時は何も考えずに鵜呑みにしていました。

しかし、「カタリスト for edu」に出会い、分かりやすい図解から根拠や背景が腑に落ちた感覚になりました。時に学習指導要領のページでは教育から学校の目的まで学ぶことができ、自分の使命や役割を再確認できました。

また、『初任者へおすすめの一冊』も本の内容や紹介者のコメントから勇気付けられました。初任を過ぎても読んでしまってましたが。これからは今の教育系民間企業の立場として、「カタリスト for edu」のことを紹介しつつ、自分にできることはないか模索したいと考えていきたいと思います。
(2025年2月当時)

初任者研修で「カタリスト for Edu」の図解が活躍!

教職員研修施設非常勤職員 T.Mさん

2025年1月、初任者研修教科教育講座(中学校社会科、高等学校地理歴史科・公民科)において、「カタリスト for Edu」(以下、「カタリスト」という。)の図解が活用されました。この研修の目的の一つは、2年目研修で実施する「テーマ研修」への橋渡しとして、「令和の日本型学校教育」の基本理念を初任者に理解してもらうこと。その際に、カタリストが提供する図解が役立ちました。

研修の中で提示されたのは、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して(答申)」を分かりやすく整理した図解資料の一部です。複雑な国の教育方針を、視覚的にスッキリまとめたこの資料をスライドで提示しながら説明が行われました。加えて、国の動向を図解で発信するカタリストの存在を初任者に紹介。これにより、今後の情報収集にも役立ててもらうというねらいがありました。

研修終了後のレポートには「令和の日本型学校教育」に関する直接的な記述は見られなかったものの、スライドに掲載したカタリストウェブサイトの二次元コード(※文末に画像添付)を各自の端末で読み取る初任者の姿が多数みられました。このことから、今後の情報収集ツールとしての活用が期待されます。

今回の活用をきっかけに、2025年度の初任者研修教科教育講座では、教科指導を行う上でも重要な「社会に開かれた教育課程」についての理解を深めるために「平成29・30・31年改訂の学習指導要領の前文」の図解が活用できないか検討されています。

引き続きカタリストの情報発信に期待しています。
(2025年2月当時)