
これから教壇に立つ方向けに、様々な分野で教育に関わる先輩方からおすすめの書籍をご紹介いただきました!
リレー形式で掲載していきますので、気になる書籍を見つけてみてください。
「菊池先生の『ことばシャワー』の奇跡」菊池 省三 (著)、関原 美和子 (著)
おすすめの理由
教育の世界が「多忙」や「ブラック」だと言われています。現場を離れる方もたくさんいらっしゃいます。採用試験の倍率も低く、「教育の質の低下」などとも言われています。
しかし、現場は本当にネガティブな事実で埋め尽くされているのでしょうか。夢や希望を語ることができないのでしょうか。ただ指を加えて耐え忍ぶしかないのでしょうか。
僕は、そんなことは思いません。確かにしんどいなあと思うことはあっても、それ以上に子どもたちの成長に出会うことができます。同僚や保護者など、素敵な大人にもたくさんお世話になってきました。
今回紹介する本は、菊池省三先生の教室をリアルに再現した本です。一気に読みました。読みながら涙が止まりませんでした。子どもたちの心の変容、菊池先生の温かく厳しいご指導が心を揺さぶり続けました。
読み終わった後、自分もこんな教室を目指してみたいと素直に思えました。そして、子どもたちの可能性を、教育の素晴らしさに蓋をしてしまうのは自分自身なのだと感じました。
新しく学校現場に足を踏み入れる方々にとって、ご自身の熱量を確かな原動力に変える1冊になると幸いです。
おすすめしてくれた方
古舘良純さん

公立小学校教諭
共著「ちょこっとシリーズ(赤・青・黄)」。バラスーシ研究会・菊池道場所属。
最新著書「子どもと教師を伸ばす学級通信」。
▼ワークシート
実際に読んだ方は、ワークシート(PDF)も作成しましたので、もしよければダウンロードして使ってくださいね。

(企画:木村彰宏 / 編集:高野 雅子)
コメントを残す